旅行前日譚 〜航空券騒動と日中関係〜
9/15 まずは普通にチケットを取る
12/13〜16の日程で、張家界行きの航空券を確保。ここまでは、平和だった。
9/16 謎の「心電図の試験」事件
メンバーの1人が「12/14に心電図の試験とかいう謎の試験がある」と主張し始め、日程を12/6〜9に取り直すことに。 ところがピーチ航空で取った分はキャンセル不可。心電図試験を主張した本人の自腹(罰金)が確定した。……前日に気づいていれば。
11/14 天門山が、シャオミに破壊される
行こうとしていた天門山にシャオミの車が突っ込んで破壊した、というニュースを発見。現地でその“シャオミ破壊現場”を見るのを、むしろ楽しみに過ごすことにした。
11/17 雲行きが怪しくなる
「台湾で武力衝突が起きたら日本存亡の危機」という答弁が、中国側で取り上げられ始める。
11/19 日本映画、視聴禁止
中国政府が日本の映画を視聴禁止にし始めたと聞く。なんだか戦前の日本みたいだ、と思いながら過ごす。
11/20 日中便、キャンセル開始
日中間のフライトがキャンセルされ始める。中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけた余波だと思われる。 この時の中国は日本政府の答弁に猛烈に反論しており、中には過激なメッセージもあった。
中国人民のボトムラインを挑発しようとすれば必ず中国側の痛烈な反撃を受け、14億を超える中国人民が血肉をもって築いた鋼鉄の長城の前で頭を割られ血だらけになるのだ

前日譚として——中国政府が発表した、例の文言。
これを見て、一緒に行く中国人メンバーに「これ、君から“痛烈な反撃”食らっちゃうやつ?(笑)」と軽口を叩く余裕は、まだこの時はあった。
11/21 まさかの張家界→上海便キャンセル
なぜか張家界→上海の便がキャンセル。日本がまったく関係ない地域なのに、と全員で文句。 中国人メンバーに「ここは関係ない地域なので困ります」と中国語で抗議文を書いてもらおうとするが——日本生まれ日本育ちゆえ**「喋れるけど書けない」タイプの中国人**で、抗議は叶わず。
11/24 別便、確保成功
粘って、別の便を取り直すことに成功。ひとまず一安心。
12/4 覚悟を決める
思ったより日中関係が悪化していて、さすがに恐る。日本人であることはリスクかもしれないと考え、現地ではなるべく日本人だと目立たないよう、控えめに過ごすことを誓う。 そして心電図マンは、キャンセルできず自腹で払った約65,000円の航空券が返金されることを祈り、「ピーチ航空だけがキャンセルされるレベルの日中関係悪化」をひそかに祈り始めるのだった。
——ここまでが、旅行前日譚。